プロジェクトマネジメントに関するQ&A
まずプロジェクト予算の元となる所要期間を見積もります。ウォーターフォール型の所要期間を見積もる主な技法は下記のとおりです。
・類推見積もり:過去のプロジェクトや類似のアクティビティのデータを転用する方法
・係数見積もり:過去のプロジェクトや類似のアクティビティのデータおよびスコープ・スケジュール・メンバー数などの係数をもとに数学的モデルで試算する方法
・三点見積もり:楽観値・悲観値・最頻値の3つのパターンで主要なアクティビティの所要期間を試算することで全体を予測する方法
・ボトムアップ見積もり:アクティビティごとにコストや所要期間を個別に見積もり、積み上げることで全体を予測する方法
所要期間見積もり後は、各タスクに想定メンバーを割り当て、そのメンバーのランク単価を所要期間に乗じることでプロジェクトの総コストを計算します。
プロジェクト予算は当初計画通りに消化されるのが理想ではありますが、要求事項の変更、メンバの異動、調達資源の変動といった個別事情により変更を余儀なくされる場合も多く、一筋縄ではいきません。
そのため、プロジェクト期間に特定リスクが顕在化する場合に備えて、予備対応コストとしてコンティンジェンシーを織り込むことが望ましい場合もあります。
織り込むにあたっては、プロジェクトのリスクを定量化のうえ、妥当な予備を推定する予備コスト設定分析を行うことで合理的な説明の基礎となり得ます。